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高齢化社会だからこそ健康寿命を延ばそう!

1900年頃の日本人の平均寿命は約44歳、1950年頃には男性は58歳、女性は61歳となっています。
それが2000年には男性が77歳、女性が84歳となり、2018年には男性が81歳、女性が87歳まで延びました。
医学の進歩などによって、この高齢化はこれからも進むと考えられていますが、だからこそ健康寿命を延ばすことが大切だといわれています。
健康寿命とは、精神的にも肉体的にも健康で、自立した暮らしができる期間のことです。
厚生労働省が2016年に発表した資料によると、健康寿命は平均寿命より、男性で8.84歳、女性で12.35歳短くなっています。
つまり、この期間がなんらかの支援を受けなければ、生活に困難が生じる期間なのです。
心や体が健康でない状態で暮らすことは、医療費や介護費がかかる生活になり、周りの人や行政などの支援も不可欠といえます。
若者が減っている現代社会で、このような高齢者が増えることは、人的にも金銭的にも厳しい状態になりかねません。
そこで高齢者自らが、健康寿命を延ばす生活をすることが求められます。
たとえば、厚生労働省では「スマートライフプロジェクト」という国民運動を行っているのです。
適度な運動、適切な食生活、禁煙を中心として、健康を維持するためのアクションを起こすことを呼びかけています。
1日に8000歩以上歩く、エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使う、意識して野菜を摂るなどの小さなことから始められる取り組みです。